夏はにはいかにも暑く感じられた白熱球が、
とても温かみのあるものに思えてくる今日この頃です。
(電球は同じなのに、何とも勝手な話。)
当家の照明は殆ど白熱球ばかりなので、
夜になると落ち着いた雰囲気になります。
この季節は空気もサラリとしているのでとても居心地が良く
ご飯もいっそう美味しくなってきました。
当初、60Wの白熱球では、いささか暗く感じられることもありました。
しかし、すぐにその素朴な明かりに慣れ、親しみを感じるようになりました。
世の中ちょっと明るすぎると思う今日この頃です。
これはある日本家屋の洗面トイレ。
手元を照らすための明かりは白熱電球。
電球のために壁に窪みを造り、枠などの意匠をこらした
なんとも丁寧で暖かな心配りが感じられるものです。
(この窪み、もとは電球用ではなかったかもしれませんが。)
こういう薄暗さが嫌われることもあるのでしょう。
自分としては、むしろ好ましいと思うんですが、どうでしょうか。