気になる容器

2016/01/30

素材



Tray02_2





先日、弁当を買ったらこのような容器に盛り付けられていた。
値段は500円位の和風弁当で、器の素材も一般的なプラスチックのトレーに過ぎない。



始めは食材にかくれて、どのような器なのかは分からない。食べ進むうちに何やら陶器のようなものが出てきて「えっ」と、少し驚いた。良く見れば印刷も荒いし、それほど精巧なものではないが、妙に器っぽく見えてしまうのだ。
白地の部分の質感のせいか?なかなか良くできているように思った。同じプラスチックの味気ない容器で食べるより、気が利いている。


ところで、石油製品というのは多様な性能を持っており、いつも関心させられる。
例えば、ペットボトルは防水性や携帯性など水筒としては完璧で、そのうえ安価で軽量。
ジップロックなどの袋だって、あんなに薄いのに防水性も密閉性もある容器だから
石油製品ってホントにすごい、と思ってしまう。
(最近の個人的お気に入りは自立型のジップロック容器だ。これはもう、瓶や壺と同等だ。)


この弁当箱の場合は、性能を発揮といっても防水性と厚みを薄くできるくらいだが、
このように絵や模様まで付けられると、何が本物なのか分からなくなりそうだ。
まぁ、これは印刷技術のおかげなんだろうけど。


ただ、石油製品はゴミになると大変だ。もったいないだけでなく、大事にずっと使うべきなのだが...



先日テレビの旅番組でギリシアか何処かの港を紹介していた。

その中で、漁師のおじさんが道行く人に地元のワインを
「飲んで行きなよ」とばかりにふるまう場面があった。
おじさんはペットボトルを不器用な手つきで、ナイフで二つに切ると、
コップ代わりにしてワインを注いで差し出した。
とても旨そうに見えた。





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