用途：共同住宅
住戸数：8戸(A棟B棟各4戸)
住戸面積：約25㎡
敷地面積 ：139.4㎡+157.4㎡
延床面積 ：99.78㎡+99.78㎡
構造 ：木造2階建
老朽化した木造アパートの建て替え計画。敷地は南斜面の高台にあり、日当たりや眺望が良い。廊下に沿って部屋が並んでいるような、よくあるアパートとは違ったものを…との要望から計画がスタート。
各部屋は居室の回りを水回りや収納などのサービス空間がＬ型に囲むユニットとして計画。その上で各ユニットの並べ方を敷地の形状や方位などを考慮しながら何パターンも検討して行った。最終的に、各居室は2面に開口を持つことになり、採光や通風が得やすいものとなった。
全体配置
2つの棟（A棟、B棟）それぞれの通路をまとめることで、中央に広いオープンスペースを確保。さらに、A棟はコの字型、B棟はクランクさせた形状で各住戸をずらし、奥側の住戸への採光などに配慮した。
この中央のスペースは南に向かって開けており、さらに高台にあるため見通しが良く、広場やテラスのような解放感のある場所です。ここにベンチなどがあれば気持ちよく過ごせそうだな…そんな想像がしたくなる場所なのです。
A棟
コの字型の中央に当たるエントランスコートからアプローチする。2階の住戸へはブリッジ状の廊下を通って行く。
住戸内は、L型に配置された水回りや収納などのサービス空間が居室を取り巻くレイアウト。居室は2面に窓を設けてあるので、日当たりや風通しがあり居住性も良い。また、眺望の良い敷地の特性を生かすことも出来た。
B棟
手前と奥をずらして雁行させることにより、奥側の住戸の採光にも配慮した配置。内部プランはA棟と共通したレイアウト。
中央のオープンスペースよりA棟を見る 南側隣地が低くなっており、視界が開けている
A棟 中央のエントランスコート
居室内 右の扉が出入り口
左 居室には出入り口と収納の扉のみ / 右 玄関の靴箱はIKEA製
左 キッチンにはIHヒーター / 右 洗面台の収納や棚が充実している
ユニットバスには窓があり、洗面所にも光が届く
B棟外観 左奥にA棟が見える
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