スクリーン効果

2009/07/19

道具と機器



Scrn01_2


 

居間の南面に設置したスクリーンは不織布製の
ハニカムサーモスクリーンというものです。
光が透ける感じが障子や何かの映像のようでもあり、
ついつい、不思議な光に見入ってしまうことがあります。

白く見えて、じつはブラウン系の着色がされています。(何色か種類がある)
夜間、自然光が入らなくなった時、白では冷たい感じになるかと心配したのですね。

このスクリーン、普通の上げ下げ以外にも
なかなか優れた機構を有しているのです。

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上か下だけ開いたり、上下から同時に開けるなどということが出来る。
右の紐を引っ張ると上が開き、左の紐を引っ張ると下から開きます。
隣家の視線をよけて空だけ見えるようにとか、下のほうだけ見えるとか、
視線のコントロールができるのです。
ブラインドとはまた違った機構なのですよ。

ハニカムサーモというくらいで、
蜂の巣状の断面が空気を溜め込むようになっており、
断熱性にも優れているそうです。
つい珍しい機構に目が行ってしまいますが、
いろいろと考えられているのです。

という訳で、とても便利で優れたものですが、
何だか都市部の住宅事情が反映された感じもして、
素直に喜んで良いのか....とつい余計なことを考えてしまいます。
大変ありがたい製品なので、もちろんお勧めですが......






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