基礎は一回で

2009/09/02

工事とか工作とか

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基礎工事では一旦、水平部分(底盤)のコンクリートを打った後、
垂直の立ち上がり部分を打つことが多い。二回に分けて施工するわけです。最近では一発打ちにするケースも増えている模様。当家もその方式で施工されています。

一度で施工する利点は継ぎ目が出来ないゆえ、湿気やシロアリ進入の可能性が少ないということ。今回は床下への通気口を設けず、外部から空気を入れないようにしました。つまり、床下も室内と同じという考えなのです。(床下のつくり参照)そのため一体で施工する方式にしたのです。

継ぎ目はないものの、基礎から出ている排水管の周りなど、微小な隙間が出来そうなところは相変わらずあります。今後も少しづつ変化が加えられてゆくのでしょうか。

03_kiso_03_2そもそも、木造住宅の床下は縁の下などとも言い土のままで、完全に外部でした。さらに言えば、昔は基礎と言うものすら無かった。(古寺や古民家などの様に)外部であった名残で、基礎をコンクリートなどで作るようになってからも、床下に外気を入れて来たのでしょう。湿った空気が溜まらないように。

今では住宅事情や工法も変化し、基礎の形状も選択肢が増えました。建物に合わせて、いろいろなやり方が試されているようですね。


 






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