上野駅の公園口を出るとすぐ目の前に建っているのが東京文化会館。
ちょっと待ち時間があったので周りから観察してみました。
ガラス越しに中の電気がキラキラと輝いている。
夕暮れ時なので特にキレイ。天の川がモチーフだと言われているが、
ランダムな照明の並びがキラキラ感を出しているのだろう。
奥には赤く塗られた壁と紺色の天井、そして外部はグレー一色と、
コントラストを付けているのも効果的と思う。
形は、いろいろな意匠の組み合わせで出来ており、盛りだくさんなのだ。
しかし、うるさいということは無く、時間が経っているせいか素朴に感じられる。
インテリアやホール内部も面白く、興味深く、古さが微笑ましい。
設計者は前川國男。
東京文化会館のホールも良いのだが、
同じく、前川國男設計の神奈川県立音楽堂は
日本の音楽ホールの中でも特に音が良いとのこと。
是非一度、行ってみたい。
ところで、建物は堂々たる構えをしているが、
ちょっと下がってみてみると周りの木々も劣らず大きい。
大きな建物という印象の東京文化会館が
木々の間に見え隠れしていることに、ちょっと驚く。
やはり「上野の森」と言うだけのことはあるのだな。