6年程経過した当家の床。
杉板なのだが、普段の掃除はモップで乾拭をするか掃除機をかけるだけなので
それなりに汚れが溜まってくるようだ。
本当は雑巾掛けなど、水拭きをするのが良いのだろうが
なかなかそうも行かず...月日が流れて行ったのだ。
床板にはオイルを塗ってあるのだが、たっぷりと厚く塗りすぎたせいなのか
油と埃などが混ざって、ぺたっとした重たい感じの汚れになっており
とても気になっていた。
無垢材の手入れ方法などをいろいろ調べてみると、
木製家具の場合では、無垢材を石鹸で洗う方法があるようだ。
(ソープウォッシュと言うらしいです...)
粉石鹸を水で泡立て、その泡をすくって上に乗せるようにして洗っている。
石鹸が汚れを溶かし、泡が汚れを浮き上がらせるらしい...
まあ、半信半疑ではあったが、やってみないと分からないので、実行してみる。
床板なので家具よりはラフな扱いでも大丈夫なはずだ。
床に石鹸の泡を乗せてから、たわしで軽く擦ってみる。
そして、乾いた雑巾で拭きとると、ちゃんと綺麗になっているではないか。(!)
左端のほうは乾いて白くなっている。真ん中は、まだ乾いていないが洗われた部分。
右端は洗っていない部分で、なんだか薄汚れた感じ。
(写真でグラデーションがわかるだろうか...)
洗い終わって乾いてみると、サラサラとした感触の良い木肌が現れた。
こんなに白かったのか...と思うような素敵な色合い。
傷は多くなったものの、まだまだ元気な様子で嬉しい。
久ぶりの友人に会って、昔と全然変わっていない様子だった...そんな嬉しさだろうか。
使い込まれて、人と物が馴染んでくるとはこういうことなのか?
経年変化を味わいつつ、綺麗に保つのが一つの理想ではある。