木のスプーンは童話やアニメの世界に出てきそうなイメージがある。スープや何やらを食べるのに、木の匙を使っていると、とても美味しそうに見えてしまうのは自分だけだろうか。
とある日曜日、谷中を歩いているときに偶然見つけた、お店兼工房のような所(織物工房ル・ポワル)でそんなイメージにピッタリのものを見つけてしまった。そして、ほぼ衝動買いで3種類も買ってしまった。
このスプーンは、サオという木で出来ているそうだ。とても硬くて丈夫だが、加工が大変だとのこと。初めて聞く名前の木だが、先端部分をこんなに薄く縁なしで削れるのは、技術だけでなくサオ材だから可能なのだ。薄くなると口当たりが軽くなり心地良いが、一方で割れが心配。しかし、サオ材は割れにくいらしい。(確かに、以前使っていた木のスプーンは先が薄かったが欠けてしまった。)
先端部も柄の部分も削り込んであり、丸みを帯びた形で手触りも口当たりも良い。
これが標準サイズらしいが、自分にはやや小さめ。
もう少し柄が長いといいのだが...家族他には使いやすいとの評判だ。
こちらは少々ごついが、柄が長くて自分には使いやすいサイズ。他のもののように丸みはないが、素朴な感じと思えばそれも良いのだ。個人的にはアウトドアでアルミ鍋などと一緒に使いたい。カチャカチャと金属音がしなくなると良いのだが...柄が長いので、深めの鍋をかき混ぜる時には重宝しそうだ。
これからの寒い季節、いよいよ木のスプーンたちの出番だ。楽しみ。