IKEA Catalog より
今年のIKEA Catalogの巻頭部分では、みんなでご飯を食べることを推している模様。
友人知人や家族だけでなく、一緒にご飯を食べればそれが家族、というような世界観が感じられます。
家が小さかったり、一人暮らしで家具が少なくても、人が集まって一緒に食事ができる家具たちが紹介されています。折り畳みできるテーブルとか、ベッドにもなるソファーとか、コンパクトな都市生活者向けのモノに力をいれている模様。どれも多機能で、ひと工夫もふた工夫もあるモノたちです。
普段はテーブルを小さく畳んでサイドテーブルにしている。
コンパクトで居心地良さそうなリビング。
リビングが寝室に早変わり?同じソファーがベッドになる。なかなか広いベッドです。
上の3枚の写真は同一の部屋で、キッチンとバス、トイレを除くとワンルームの部屋みたいです。日本の賃貸住宅とは随分雰囲気は違いますが、部屋のサイズはそれほど変わらないかもしれません。テーブルを畳んだり、ソファーをベッドにするなど、多少の手間はかかるけどコンパクトなスペースで窮屈にならず、仲間を呼んだりして楽しく暮らせそう。手の届く範囲に必要なものが揃っている生活は、きっと快適なんでしょうねぇ...
こんな良い意味で目立たないミニキッチンなら、ワンルームのアパートにあっても良いのでは。仕事場や店舗で給湯室を作るほどのスペースがなくても、これなら問題なさそう。分解して引っ越しの時に持って行けると面白いけど...
大きなプロジェクトテーブル。二つのテーブルをくっつけても良い。
また、「プロジェクトテーブル」という言葉で大きなダイニングテーブルの楽しい使い方を紹介しています。そういえば、住宅作家と言われる日本の建築家の方々も、昔から大きなダイニングテーブルの利用を勧めていました。食事だけでなく、子供の勉強机だったり、アイロン台になったり、そこで何でもする大きなテーブルが一つあれば、楽しい暮らしができるという提案でした。テーブル一つで済むので、大きな家よりむしろ小さな家の方が省スペースになるメリットがありそう。
それにしても、世界各地で「コンパクトな住まい方」「一緒に食事を作って食べる」など、同じようなことに関心が向いているみたいです。