「フランスの知性」 とは
我が家のキッチンのガスコンロはフランス製でロジェールというメーカーのもの。パンフレットには「フランスの知性」などと書かれていたが、それも、あながち誇張ではなかった。シンプルで工夫された仕組みの本当に使いやすいコンロなのだ。
美しく、使い勝手は良く
黒くて細い線のような五徳が美しく、これだけを壁に飾っておいても違和感が無さそうに思う。全体的にスッキリかつカッチリとしていながらも、適度に丸みを帯びさせた絶妙なバランスが気に入っている。
それから、コンロ本体の薄さにもちょっと驚く。ガスコンロなのに、こんなに薄くできるとは...カウンターに埋まっている部分も、実はカウンターの厚みよりも薄い...
使い勝手の上で一番気に入っているのは、上げ下げができる五徳の仕組み、それから掃除がしやすいフラットな表面だ。五徳はシルバーの受け金物に落とし込まれているだけなので、上に持ち上げれば簡単に外れる。黒い丸い部分や、炎が出てくる所(バーナー?名前がわからない)も簡単に外せるから、手入れがしやすいことこの上ない。
火力が強い...弱火も強い...
ただ、一つだけ欠点をあげるとすれば火力の強さだろうか。これには、なかな慣れにくかった。(なんだ、一番大切なところじゃないの...)4種類のバーナーがあるが、一番大きな所は強すぎるぐらい強い。そのため、家ではあまり出番がない。小さい方の2つのバーナーを使う頻度が最も高いが、全体的に火力が強い傾向があるようだ。弱火が強すぎるというべきか...今はもう慣れてしまったが、焦げそうになることが時々あった。そんな時はしばらく火を消して余熱でなんとかするのだ。音が静かなので、火力が強いと感じにくいのかも。
そんなことがあってもやはり、このスッキリとしてゴツくないデザインが気に入っている。
現在では日本の規制に合わないとかで入手できない様子。非常に残念。わりと人気があるコンロだったと思う。ロジェールを使っている方は、その後、どうしているのだろう?とても気になる。