本との出会い
年のせいなのか、味噌汁を飲まないとなんだか落ち着かない気分の日が多くなった。そんな折も折、土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を読んでしまい、背中を押されるようにどんどん味噌汁の消費量が増えてきた。
この本は、何品もおかずを作らなくてもご飯があれば、後は味噌汁に何でも入れて具沢山にすることで、ちゃんと栄養も採れて立派な食事になる、というようなことが書いてある。自分のように、毎日の献立に苦悩してる人にとっては朗報であり、とても助かる内容なのだ。
シンプルな味噌汁の作り方
本によれば、具沢山にすれば出汁を採る必要もないらしい。具から出る出汁だけで十分なのだ。出汁を採らない場合は味噌を沢山入れないと美味しくならない。すると、アッというまに味噌を使ってしまう。さらに、一汁一菜だと、ほとんど必ず味噌汁をお代わりしてしまうのだ。(何しろ、おかずだから)そんな訳で、また味噌を作って、さらに美味しい味噌汁を飲みたい!と思い、もう一度、手前で味噌を作ることになった。多少は経済的なメリットもあるかもしれないし…
昨夜から大豆を水に漬け込んで(12時間以上)煮てある(2時間程度)。
消毒用のアルコール、味噌を詰める容器、今年はたらいを忘れてしまったのでブルーシートなどを用意。テーブルにブルーシートを敷いて、その上で直接作業をする。
煮えた豆をビニール袋に入れて、手でぎゅうぎゅう押したり麺棒を転がしたり、
色々なことをしてとにかく、豆をつぶして行く。
以前は、たらいの中で味噌や麹、塩を混ぜたのだが、今回は忘れたので、シートで代用。
団子状にしてから、空気が入らないように注意してパック詰め。
この後、容器の口をアルコールで拭いてから、ラップ、塩で蓋をして新聞紙などで包む。
このように小荷物みたいにする必要はない。紙が大きかっただけです。
献立を考える悩みが減った
まだ、これから半年以上は熟成させなくてはならないから、楽しみはまだ先だ。それにしても、土井さんの本はすごく役に立っている。これまでも一汁一菜みたいな日は多かったのだが、別にそれでも良かったんだ...と思えるようになったし、ほら、料理人の土井さんがやっているんだよ、ということで、家族も受け入れやすいようだ。
時間短縮とか簡単調理法とか色々な提案があり、それなりに役立ってはいるが、いちいち本をみたりネットで調べたりとか、あまり継続性がなくて...なかなか自分には身に付いてこなかった。その点、「一汁一菜で良い」と決めてしまえば、何も見なくても、家の冷蔵庫にあるもので何とかなってしまう。本当によかった。何しろ毎日献立を考えるのは大変だから...今まで一体何を心配していたんだろう?とすら思う今日この頃。
>>前回の味噌作り