室内(1階について)

2008/10/20

住居について

家の平面的な構成は、正方形のスペースとそれを囲うコの字のスペースの組み合わせになっています。正方形の部分は1階では寝室に充てられ、その周りを納戸、水周り、玄関、階段や書斎などが囲んでいますが、文字にすると実にいろいろと詰め込んでいる感じがしますね。ちなみに建坪は12坪です。

トイレ、風呂以外にドアはありません。寝室へは門型の開口を潜って入ります。ドアがないことで広さの感覚が少し変わってくるようです。

回れるプランとよくいいますが、行き止まりのない平面と扉を開け閉めする必要がないことが、自由で開放的な感覚をもたらしてくれるように感じています。

扉はなくとも囲う壁があると、安心感や落ち着きのような感覚はもてるのです。そのような緩い囲いの中は、部屋ではなく天幕の中にでもいるような気分なんですね。もちろん音が気になることもあり、逆に気配が楽しく感じられることもあります。

それから、壁の向こう側のスペースがちらほら見え隠れするのですが、どこまでも続いて行くような感じがして、これも実際の広さをあいまいにしていると思います。

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門型の開口部の左(手前)が書斎。奥が寝室となるスペース。書斎での作業を中断して、そのまま寝室に飛び込み、ベッドでごろごろ出来るのが便利。


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