■揚げ蓋
階段下の床に揚げ蓋をつけて、床下に物をしまえるようにしたのです。
床下の高さは土台の下で35センチ。
ここをホフク前進、もしくは背中を床に滑らせて移動するわけです。
後者の方が楽なのですが、何せ床はコンクリートでザラザラ。
結局、引越しで使った(パンダの)ダンボールを敷き詰めることにしました。
床下のメインストリートとなる所にダンボールを敷いて、移動ルートを整備。
収納したいものを同じくダンボールにつめた後、メインストリートを滑らせて移動。
所定の場所で箱を横にずらしておきます。
これで一応、家中の床下が使えるわけなので、頼もしい収納力です。
後は床下の案内図を作っておくことを忘れてはいけません。
やはり気軽にちょっと見てくるわけにはいかないので、
どこに何をしまったか記録しておいた方が良いと思います。
当家ではストーブや扇風機、古い書類、アルコールの入った瓶、
もう使わないけど捨てるには惜しくフリーマーケットにでも出そうと考えて
箱にしまってあるその箱が多数、
などを収納しました。あまり重いものは移動がすごく大変です。
もう一つ頼もしかったのがマグライトです。
突起物がなくて形がすっきりしているので、狭くてごちゃごちゃとしたところでは、
とても使い勝手が良い。丈夫なところも頼もしい。
●床下のつくり
ところで床下に物を入れておくと湿気や埃で、傷んでしまう恐れがあります。
床下には換気口やスリットがあり、
意図的に外の空気を流し入れるようにしたケースが多いと思います。
ところが、施工をお願いした工務店の意見では
外の湿った空気を入れるのはかえってよくないと言うのです。
確かに地表付近の空気は湿度が高く、床下の湿気は木材にも良くありません。
(床下が相当開放的に作ってあれば話は別です。昔の家の縁の下のように。)
そこで、あえて換気口は作らずに、
床下も室内と同様の空気の状態にしておく事になりました。
このお陰で、全面が収納スペースとして使えることになったのです。
要は地下室があるようなものです。高さは低いですがね。
そもそも当初の計画では地下室が作りたかったのですが、
予算の上からとうてい無理。
他を削ったり、やりくりしてどうにかなる範囲ではなかった。
しかし、部屋にはならないものの、地下的なスペースはなんとか出来た
といっては過言になるでしょうか。
※床下への出入り口の蓋には、床下の地図を貼った。