未完の家

2008/12/01

暮らしのこと

工務店の6ヶ月点検や、わりと大人数の来客が続けてあり、おかげで家の中の片付けがかなり進行しました。(こういう機会でもないと、なかなか。)
来宅された皆さんの感想で多かったのは、何もない家なので一体どうやって住むのだろうと思っていた、というもの。そして、住んでからの方が良い感じであるとのこと。住み手としては嬉しい限りですが、設計者としてはどうでしょうか。いや、良く住めてこその家なので、これは良いことに違いありません。建物に血が通い始めたと言うことでしょうか。

なにしろ造作家具がない、扉も風呂トイレ以外はないと言う白紙状態ですから、手持ちの家具などをうまく配置して居場所を確保するようなこともあります。工事費用は安く済むわけですが、住みこなしてやるぞと言う気持ちがないと、いつまでたっても引越しが終わっていないような状態になります。誰にでもすすめられることではありません。当家の場合、生活スタイルも変化するだろうと思い、最低限必要そうな事、後からでは出来ない事のみに絞ってみたのです。さて、どうなりますやら。

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ある程度囲いたい部分は布等で。趣味に統一がなく(普通ないですよね)それがそのまま同時に現れているのはどうでしょう?殆どの持ち物が見えている状態ですが、これには一長一短があるでしょう。納戸の写真をお見せできない(なぜ?)のが残念ですが、扉がないことで使いやすくなりました。洗面所は部屋になっておらず、廊下の途中にあります。まあ、両方とも手っ取り早い感じは悪くないと思います。
古い家に来たみたいだ、と言う意見もありました。全て以前から使っていたものばかりで、新しい持ち物がないからでしょう。それとも無垢材が変化しているからでしょうか。
色々と工夫しながら住むのは面白いですが、やることが多くて忙しい感じはします。それでもまだ未完の家です。



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