鞆の浦の街
路地の両側の白い壁が明るく冴えて、なぜだか異国情緒を感じます。
蔵の間の細い道は微妙な角度で折れ曲って奥へと誘うよう。
壁は漆喰。腰は縦や横に張られた厚板。ぼこぼことして風格がある。
小庇の上には平瓦が二列。壁の角にも縦一列の瓦。
壁の最上部、屋根と取り合う部分まで漆喰塗りで、
しかも外側にカーブさせてあるのが見える。
これは火を避けるためだそうで、板張りのものもあります。
火避けのためにカーブさせている
蔵のデザインはもっとごついものも多いですが、
とても洗練された感じに仕上がってます。
コーナーの瓦
このような瓦のデザインにはとにかくグッと来る。
何と言うか、幾何学的で素朴で、きっぱりとして、
なおかつ華やかさも感じるのです。