設計事務所や工務店では大抵、一年、二年、五年、十年程度の間隔で、竣工後の定期点検を行っていると思う。当家は設計者=建主なので工務店のみだが、現場監督さんが来て色々見て廻ってくれた。一年ぐらいでは大きな劣化などは見られない。今回は窓のロックが多少硬くなっている箇所の修正。それから、縦樋の継ぎ目から水が少し漏れているところを修理した。
どちらも、それほど不便は感じていなかったが、一応、後日職人の方が調整に来てくれることになった。サッシに僅かな(本当に僅かな)傾きが見つかったので、1ミリ厚のワッシヤーを挟んでみたら、ドアの閉まりやロックが驚くほどスムースになった。(それまでも別に問題はなかったのだが・・・)
縦樋の場合はジョイント部の接着が甘かった。または、はめ込みが不十分だったようだ。(通常20mmぐらい重なるところが10mm程度。)現状はジョイントが緩んだまま樋が少しずり落ちている格好になっていた。つまり、長さも少し足りなかったことになる。そこで、下部に短い樋を継ぎ足し、ジョイント部は接着をし直した。(30分程度で完了。)
それほど大きなことではないものの、早期発見で手を打つことができた。ホントに小さな不具合でもちゃんと原因があり、そこを直せばもっと良くなるのだな、と再確認しました。