HOUSE IN KITAKARASUYAMA / 北烏山の家

2009/06/28

project



新規開発された住宅地に建つ、小さな木の箱。
同程度の大きさの敷地が並び、それぞれに25坪程度の2階屋が立ち並ぶ環境。
周囲へ開くよりも、空へ向けて眺望や採光が得られるような空間構成とした。



材料、工法、技術などは特に珍しいものではなく
街の工務店による、あたりまえの技術で作られました。
ありふれた材料で作る、おいしい家庭料理のような味わいになれば...

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外壁を杉板貼りとした木の箱。所々に出っ張りや窪みのある外部空間。
軒下では時々ノラ猫が雨宿りをしている。


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2階は区切られつつ繋がる一室空間。

扉などはなく向こう側のスペースを伺い知ることができ、広がりを感じる。



居間は柱・梁を現しにした真壁作り。

天井高は低めに設定してある。

一方で、居間を囲むスペースは天井が高く、上部から光が入る。

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食堂と屋上は高窓で結ばれている。

この高窓からの光で、明るい空間で朝ごはんが食べられる。

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光を取り込みたい、そして空を眺められるようにと試行錯誤を重ね、
屋上は中庭のような場所となる。


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階段上部にも窓があり、時刻によって様々な光が差し込む。


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テラスのような玄関兼廊下。
小さな家では思い切った省略、兼用などが時に効果的。
ガラスドアにすることで、とても明るく開放的になった。

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天蓋付きのベッドのような、天幕の中にいるような雰囲気の寝室。
ここにも扉はない。
暖簾をくぐって出入りする気安さは捨てがたいものがある。


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通り抜けが出来る納戸は寝室と水廻りにつながっている。
DIYで作った収納棚も活躍中。
廊下の一角にあるオープンな洗面所もトイレのドアを90度開くと一つの部屋になる。
からくり的な処理であるが、これもスペース兼用の一つ。


 
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1F PLAN
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2F PLAN

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RF PLAN


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ELEVATION


 
[概要]
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・敷地面積:83.32㎡(25坪)
・建築面積:39.74㎡(12坪)
・延床面積:73.82㎡(22坪)
・構造:木造2階建
・外壁:杉下見板貼、キシラデコール塗
・屋根:ガルバリウム鋼板、FRP防水


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設計:曽田設計室 / 曽田真弘
QYJ02562@nifty.com
施工:株式会社 創建舎 
http://www.soukensya.jp/




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