栃木県の別荘地で、広い林のような土地に計画されたセカンドハウス。
(将来は定住の予定)
あえて中庭を囲うように建物はコの字型の配置になっている。
全体は平屋の和室ゾーン、2階屋の個室水周りのゾーン、
そして双方を結ぶ居間食堂の3つの部分からなる。
断面図1
1階はゲストルーム→リビング→ダイニング→キッチンと続く
ダイニングの上にテラス→寝室→クローゼット
平屋と2階屋をつなぐ大きな屋根の下には暖炉のあるリビングスペースがある。
天井は勾配をそのまま現し、上部では2階の外部テラスと繋がっている。
テラスを通して空や背の高い木立など、森の気配を感じることも出来るだろう。
断面図2
1階は和室→中庭→母堂室→廊下・階段
南西側を平屋にして高さを抑える。
また、中庭があることで、各部屋の日当たりや眺めは守られている。
現状は木々が茂った林の中の別荘地といった雰囲気もある敷地だが、
周囲は区画は大きいものの、平凡な市街地のような宅地化が進んでいる。
その点も考慮し、コートハウスという形を採用した。
1階平面図
2階平面図
コートハウスとすることで、コントロールされた外部空間(中庭)と
自然のままの外部(森)双方の恩恵を享受できることになる。
いずれ広い敷地全体を管理することは大変になってくることもあるだろう。
手の届く庭と自然のままの庭に分かれた計画とすることで、
せっかくの木々の多い環境を維持しやすくなるようにと考えた。
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