物と物、特に違う素材同士がぶつかるところは、コーキングによってスキマを埋めている。
家の場合、内部ではタイルと他の素材が切り替わるところ(キッチン・バス・洗面、つまり水まわりですね)。外部では、アルミサッシと板の境目。屋上のガルバリウムの笠木の継ぎ目など、いろいろなところに使われている。
板壁とサッシをねじるような形で・・・よく見るとすごい技
コーキングの施工はいろいろな職人さんが行っている。タイル屋さんだったり、板金屋さんだったり、風呂のリモコンの周囲などは設備屋さんが行っていた。やはり、それぞれの個性(?)というかウマイ下手があるようだ。
板壁のギザギザは曲者でしょうね
最も関心させられたのは外壁周りで、特にサッシとの間。板張りのギザギザした部分とサッシ枠の真っ直ぐなところをねじるような形で繋いでいる・・・3次曲面というのだろうか。すごい技術だ。
逆に風呂場のタイル周りではイマイチと思う箇所もある。外壁の難易度に比べると施工はしやすそうに見えるが、どうなんだろう。スペースが狭いからか。
風呂場はカビが生えたりするので、ある程度は自分で補修が出来たほうが良いともいえる。そのうち挑戦してみたい。
現代ではコーキングを使っていない建物は殆どないだろう。以前、伝統的な木組みの家でも、木の噛み合わせ部分に使っていると教えてもらった。外部に露出するところに透明コーキングをしているようだ。良かれ悪しかれ現代の建物には欠かせないものになっているのです。