「IKEA FAMILY LIVES」という雑誌で、こんな記事を発見しました。
どうでしょう?.....この夢と希望と現実の入り混じった心得は、そっくり家づくりにも当てはまると思われます。
心得とは、つまり・・・
「心配したところで早くは進まないけど、待つ価値のあることだし、
それでも、人生はこんなもので、計画通りには進まない。
だから、できることはイメージをうかべること、深呼吸して10かぞえること。」
ちょっと雑ですが、こんなところでしょうか?
「人生とはこんなもの」と言い切っているところは、無責任とも投げやりとも取られかねないのですが、確かに真実だと思います。耳障りの好いことばかりではなく、夢を打ち砕いてしまうような事柄でもあえて取り繕うことをしていない。真っ当なアドヴァイスだと思いますが、どうでしょうか。
「早く進まないと心配で、待たされればそれだけ損をする。
そんな人生は認められないし、計画通りに進まないのは違反行為。
だから、ろくなイメージが浮かばないし、呼吸も荒くなってしまう。」
こんなことにならないように、なんとかこの心得を生かしたいものです。
家づくりでもリフォームでも環境が変化すると、人によっては慣れるまで時間がかかる場合もあるでしょう。自分はまさにそのタイプで、当家を新築して住み始め、新しい家や地域に慣れるまで2年ぐらいかかっているような気がします。(家の場合は住んでからもDIYなどしていた事情もありますが)
「住みこなす力」のようなものも、ある程度は必要なのでしょう。
さらにリフォームについて…
日本の不動産事情では、中古住宅はほとんど価値がない、とみなされてしまう場合がほとんどだと言われます。そうなると、建物はただ同然みたいな金額で手に入るので、それを好きなようにリフォームすれば、新築するよりメリットがあるかもしれません。
実際に、自分たちが土地探しをしている時に中古住宅を勧められたことがありました。かなり条件が良いのに意外に安かった記憶があります。そのまま住めるぐらいの家だったのですが、逆に広すぎたりして…とにかく、駅の近くなど、意外な良い条件のモノがありました。
新築にこだわるよりも、バラエティーがあって、自分たちの暮らしにあった住まいを手に入れられる可能性もありそうです。それに、その土地に長く、特に問題もなく建っている建物なら、むしろ安全とも考えられるかもしれません。機械類は寿命が短いですが、建物本体は基本的に長くもつはずですから… 今になって、そんなことをふと思いました。