観葉植物のフィカス・ウンベラータ。
当家の冬は寒いらしくてあまり元気がない。
最初の冬は、ヒーターの傍に置いてみたり、日中は日向に持って行ったりと
試行錯誤しながら、なんとかしのいできた。
それに比べると夏は得意なのだろう。
葉っぱも色濃くなり、いかにも元気な様子。
心配することはほとんどない、はずだった・・・
すっかり安心していた今年の初夏。
特に具合が悪そうでもなかった葉っぱたちが
次々に黄色くなって、なんとすべて落ちてしまった。
あとには棒のような幹が残っているだけ・・・病気だろうか?
どうしようもなく、しばらく様子を見るしかない。
しかし、よく見ると小さな蕾らしきものが先端に見られた。
それから数日のうちにどんどん新しい葉っぱが出てきて、
みるみるうちに、それまで以上に繁殖してしまった。
前よりも豊かで大きな緑の葉っぱたちなのだ。
植物に葉っぱがなくなると、「もうダメなのか?」と思ってしまうが、
内部では色々な準備が行われているようだ。
古い物は自然に枯れて行き、
新しい物がちゃんと活躍できるようになっているんだな。
何もかもすっかり無くなってしまったように見えても、
それは次への過程にぎないのだな、と思わされる。
そんな象徴的な出来事があった。