魚を焼いた翌日にロフトに上がると、料理のにおいが残っていることがある。
台所とロフトは吹き抜けで繋がっているので、自然にそうなってしまう。
窓を開けてやれば済むのだが、面倒くさがっているとこういうことになる。
台所は勾配天井で、天井の低い位置にガス台があり、
もちろん煙は高い方へと自然に移動するわけだ。
換気扇という機械の力だけでは、自然の流れには及ばないようなのだ。
所詮は人間の浅知恵ということなのか・・・
(単に換気扇のパワー不足かもしれないのだが)
昔の町屋の通り庭などを見ると台所が吹き抜けになっていて、
上にある高窓を紐で開け閉めするのをよく見ることがある。
これは煙を排出するための煙出し、昔の換気扇のようなものだ。
機械を使わず建築を工夫することで、自然の換気扇が出来上がるのだ。
そうか。家も台所の高い窓を開閉式にすれば・・・
などと思われる今日この頃。