そう言えば、家にはこんな椅子があったのだ。
もう15年ぐらい前にフィラデルフィアのアンティークマーケットで購入した。
一応「DENMARK」の焼印が押してあるのものだ。
スチールの脚に合板を曲げた一体の座面と背。
形を見ると、なんとなくアントチェアやセブンチェアに通じるものが
あると思うのだが、どうだろう。
製造は1950年代。もう60年も前になるのだ。
残念ながら合板が割れてきてしまい、今ではこの一脚しか残っていない。
時々恐る恐るそーっと大事に座ってみる有様。
それにしても、50年以上というのは短くない年月だ。
建物ですら(なぜか)2、30年が耐用年数と考えられている我が国においては、
ベニヤの椅子の方が長持ちするのです.....