「しつらえ」などと言うにはかなりおこがましいですが、間仕切りを兼ねた布を換えてみました。暖簾のような感じですが、廊下側から見ると左のようになります。反対の寝室側から見ると右のような感じで、光が透けてきます。この布は(ご存知)IKEAで購入した、まぁそれほど上等なものではないのでしょうが、自然光というのはまことにありがたいものです。光が透けるのが美しく、いつの間にか見入ってしまうこともあります。これが突っ張り棒でぶら下げてあるだけのお手軽なものであることを、忘れさせてくれるのです。
寝室には3方にこのような開口があります。いずれも扉がなく、このように布を下げているのですが、ある時は障子に透ける光のようだったり、またある時は、部屋自体が天蓋付きの寝台のようだったりと、なかなか面白い効果があります。それから、小さな空間での扉の開け閉めの必要がないのも利点です。煩わしいですからね。
※「しつらい」なのか「しつらえ」なのか迷います。調べてみると、晴れの日に部屋を「しつらえ」ることを「室礼(しつらい)」というようだ。でも、まだ定かではない。